認知症者の主観的QOL評価尺度のひとつに、日本語版DQoL (DQoL-Japanese version)があります。今回、その概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。
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日本語版DQoL (DQoL-Japanese version)の概要と評価方法、結果の解釈
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文献
鈴木 みずえら「日本語版Dementia Quality of Life Instrumentの作成と信頼性・妥当性の検討」日本老年医学会雑誌 42巻4号 (2005:7)
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日本語版DQoLの概要
DQoLは1999年、 Brodらによりより開発されたものです。
認知症高齢者本人に直接面接により、本人のQOL評価を定量的に評価することが可能です。
日本語版DQoLは9項目からなり、「自尊感情」「肯定的情動」「否定的情動 (逆転項目) 「所属感」「美的感覚 」の5つの下位尺度から構成されます。
5段階の視覚スケールにより回答してもらいます。
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日本語版DQoLの評価方法
番号は質問の順番です。
「自尊感情」「肯定的情動」「否定的情動 (逆転項目) 「所属感」に関しては、「あなたは次のことをどれくらい感じましたか」と最初に尋ね、次に「あなたは(下位尺度の項目)をどのくらい感じましたか」と尋ねます。
「美的感覚 」については、「あなたは次のことをどのくらい楽しみましたか」と尋ね、次に「あなたは(下位尺度の項目)をどのくらい楽しみましたか」と尋ねます。
視覚スケールの例です。
自尊感情
9自信がある
10満足する
12何か重要なことをやり遂げた
29あなたはどのぐらい自分で決められますか
肯定的情動
13最近あなたはどのくらい笑うことがありましたか
15楽しい
18元気が良い
21満足する
23期待する
28他の人と冗談を言ったり、笑ったりする
否定的情動
7恥ずかしい思いをする
14怖い
16さみしい
17がっかりする
19腹立たしい
20心配する
22気が重い
24びくびくする
25悲しい
26いらいらする
27はらはらする
所属感
6人の役に立つ
8人から愛される
11人から好かれる
美的感覚
音楽を聴く
自然の音(鳥の声、風の音、雨の音)を聴く
動物や鳥を見る
綺麗な色を見る
雲、空、雨を見る
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日本語版DQoLの結果の解釈
この評価尺度では、質問の意味を理解し、答えることが必要です。
MMSEで13点以上の方が対象となります。
「否定的情動」の11項目 (7, 14, 16, 17, 19, 20, 22, 24, 25, 26, 27) は逆転項目となり、他の回答の得点を逆転し「まったく感じなかった: 5点 」から「非常にたびたび感じた: 1点」として換算します。
得点は、下位概念別の回答の得点を合計し、項目数で割った点数を得点とします。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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