実習を行う中で、患者様の評価をするということがまず最初に学生に求められます。しっかりと評価ができるということは、問題点や強みを知ることができるので、対象者の困難さを手助けさせてもらう上ではとても大切になります。評価を行う中で、まず初めに行うのが面接です。今回、面接の大切さと注意点、把握しておきたい情報について、まとめていきたいと思います。

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面接の大切さ

面接はなぜ大切なのでしょうか。
学生は、評価項目を並べることに必死になりますが、まず最初に行うべきは面接だと考えています。
ほとんど面識のない方にいきなり検査・測定をするにはなかなか無理がありますし、まずは信頼関係をできるだけ取るということを念頭におくことが大切だと思います。

面接により信頼関係ができてくる(多少でも)と、検査や測定をお願いしたり、少しの失敗があっても心優しく許してくれると思います。
まあ、学生なので指導者もその辺りの配慮はもちろん行うのですが。

面接では、信頼関係の構築という側面と、情報収集という2つの側面を持っています。
信頼関係を作りながら、情報収集を行うというのは大変な作業なのですが、これらを同時並行的に行っていく必要があります。

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面接の進め方

面接の進み方も悩むポイントではあります。
事務的に知りたい情報を質問していくか、もしくは世間話も交えながら、自分の知りたい情報を収集できるように誘導していくかなどが考えられます。

どちらが良いか悪いかは決めることができませんが、できるならば、あまり事務的にはならずに面接を進めていけるようにできることが望ましいと考えています。

その理由としては、まず第一に信頼関係を構築することに重きを置いているからです。
事務的に質問を聞いていってしまうと、対象者の本当の想いや希望などが把握できないことがあります。
学生は時間に追われているので、仕方がない部分もありますが、質問したいことはしっかりと頭に留めておき、所々情報を把握していくというスタイルを取れることが理想だと思っています。
この方法を行うと、時間の制約がある場合に質問したいことができなかったということがあると思います。

全部聞きたいことが聞けなかってもいいと思うんです。これから数週間、数ヶ月間ともにリハビリテーションについて考えていく機会があるのですから、足りない情報はいつでも聞くことができます。
それくらい大きく構えることができていたら、少し気を楽にして面接に臨むことができると思います。

リハビリテーション場面だけが患者様と関わる時間ではありません。
外来の場合は別ですが、入院・入所されている場合、学生は実習中の約8〜9時間は患者様と接する機会があるわけです。
面接時に聞けなかった情報は、後日そのような時間を利用して聞きにいくことができると思います。

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面接中で得られた回答をさらに掘り下げる

面接では様々な回答を得られると思いますが、それをさらに掘り下げる必要があります。
例えば仕事のことを聞いたとしましょう。
学生:「お仕事はどのようなことをされているんですか?」
患者様:「肉の加工です。」

このような場面からは、患者様が肉の加工についての仕事をしているということはわかります。
しかし、仕事をするというのは様々な環境も絡んでいますからそれについて把握していく必要があります。
・仕事にいくまでの交通手段
・仕事ではどのような物品を使うのか
・何時から何時までの勤務なのか
・重い荷物を運ぶことがあるのか
・どのような姿勢で行っているのか
など、疑問点を出していくときりがありません。
このような情報を収集していくことで、対象者の状況に合わせた援助内容を考える材料にもなります。

質問で得られた答えにはさらに疑問点があり、それをまた把握していくということを繰り返していくことで、対象者の状況を詳しく把握できることにつながります。

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具体的にどのようなことを聞くのが良いのか

考えればきりがありませんが、参考になるものがいくつかあります。

まず、日本作業療法士協会が推している生活行為向上マネジメントの生活行為課題分析シートです。
この項目を用いることで、対象者の生活状況を大まかに把握することができます。
参考:生活行為課題分析シート

また、ケアマネージャーが使用しているような課題分析標準項目も利用できると思います。
参考:情報収集シート

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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