N式精神機能検査は認知症スクリーニングテストのひとつです。今回、N式精神機能検査の概要と結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

line登録もよろしくお願いします

ブログには書けない裏話、更新通知、友だち限定情報などを配信(完全無料)!まずは友だち追加を♪ 友だち追加

臨床を助けるnote

訪問指導でお悩みの方、自信がない方

訪問指導で在宅復帰と住宅改修を成功させるコツ

前頭葉障害に対するリハビリテーション

遂行機能障害リハ(GMT、自己教示法、問題解決訓練、TPM)

高次脳機能障害でアウェアネスどう評価し、どう高めるか

効果を高める!高次脳機能障害のリハビリテーション-アウェアネス(病識・認識メタ認知)をどう評価し、どう高めるか-

注意課題のプリント課題

注意障害プリント課題データ(文字選択、計算、図形)

橋損傷のリハビリテーション

橋損傷のリハビリテーション(脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)

脳画像の達人へ

新人・学生さんが脳画像の達人に近づくために!脳部位と機能局在、脳のつながりから考える画像の診方!

リハビリテーションと運動学習

リハビリテーションと運動学習!保持や転移(汎化)を促す方法!

認知症リハビリテーション

認知症における作業活動の重要性と課題設定、評価の支援とポイント〜脳機能面も考慮して意欲と運動学習を促し、ADL・IADLを促す方法〜

起立と着座動作のリハビリテーション

起立と着座動作が上手くいかないの原因分析〜誰でも理解できる筋活動とバイオメカニクス、脳機能との関連性も踏まえながら〜

感覚障害のリハビリテーション

感覚障害のリハビリテーション!脳科学と伝統的リハを融合させる考え方と実践方法〜随意性の促進も見据えて〜!

N式精神機能検査の概要と評価方法、結果の解釈

スポンサードサーチ

参考文献

スポンサードサーチ

認知症についてのおすすめ記事

スポンサードサーチ

N式精神機能検査の概要

N式精神機能検査は記憶、見当識、計算、概念構成、図形模写などの12項目(13の課題)からなります。動作性の設問が多いこと、認知症の重症度判定基準が示されていることが特徴です。所要時間は10〜15分程度です。

f:id:happyhealth:20170504102513j:plain

出典:認知症の作業療法

スポンサードサーチ

N式精神機能検査の各項目とどの機能を評価しているか

設問A:年齢(満もしくはかぞえ)を聞き、時の見当識および自己に関する基本認識が評価されます。

設問B:日付を聞き、時の見当識が評価されます。

設問C:指(薬指)の名前(患者の指を触りながら)を聞き、自己の身体認知や言葉の理解が評価されます。

設問D:片手をグー、もう一方をパーとして左右同じにならないように繰り返し、運動メロディといい、言語理解と運動系の障害が評価されます。

設問E:時計に示された時間を聞き、空間認知、数の概念、時間の概念が評価されます。

設問F:果物の名前を数多く言わせ、思考の柔軟性と語の流暢性が評価されます。

設問G:設問Jで文章の遅延再生をさせるための刺激提示で、設問G・Jは文章理解と聴覚性言語性近時記憶が評価されます。

設問H:計算力と注意・集中力が評価されます。

設問I:立方体透視図の模写で、視空間構成能力が評価されます。

設問K:数字の逆唱で、聴覚性言語性即時記憶と注意・集中力が評価されます。

設問L:文章の書き取りで、聴覚性言語性即時記憶、意味記憶、視覚的空間構成機能、運動機能などが評価されます。

設問M:視覚提示された文章の読み上げで、読字能力や発話能力などの言語機能が評価されます。

スポンサードサーチ

採点方法

採点には集計表を用い、100点満点で算出します。例えば、設問J(物語再生)での粗点が1であれば5点、素点が2であれば10点とします。

スポンサードサーチ

結果の解釈

得点により認知症の重症度分類を5段階で評価します。
正常:95点以上
境界:94〜85点
軽度認知症:84〜61点
中等度認知症:60〜33点
重度認知症:32点以下
となります。
85点以上を認知症の疑いなし、84点以下で認知症の疑いありとした場合に、感度0.95、特異度0.79とされています。
基準値は文献により異なっており、集計表の点数も違いがあります。

呼吸療法認定士の資格を取りたい方は必見

呼吸療法認定士の資格勉強は隙間時間にするのがコツです。

呼吸療法認定士 eラーニング講座

スキマ時間勉強ならリハノメ

PTOTSTのためのセミナー動画が見られます。

各分野のスペシャリストが登壇しているので、最新の知見を学びながら臨床に即活かす事が可能です。

セミナーあるあるですが、、、メモ取りに夢中になり聞き逃してしまった。

なんてことはなくなります。何度でも見返す事が可能だからです。

高額なセミナー料+交通費、昼食代を支払うよりも、スキマ時間を見つけて勉強できる「リハノメ」を試してみるのも良いのではないかと思います。

臨床で差をつける人は皆隠れて努力していますよ。

PT.OT.STのための総合オンラインセミナー『リハノメ』

PTOTSTが今より給料を上げる具体的方法

転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】

理学療法士/作業療法士専門の転職支援サービス【PTOTキャリアナビ】