評価の際に、特に脳血管障害の方では筋緊張検査は絶対と言ってよいくらい行うと思います。筋緊張評価は苦手という方も多いですが、動作を分析するうえでも筋緊張検査はとても大切です。今回、筋緊張検査の目的や方法、実施上の注意点、神経メカニズムなどについてまとめていきたいと思います。

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筋緊張に関する神経生理学的側面

筋緊張に関する神経生理学的側面について理解を深めていきます。

筋紡錘(α運動神経支配)

骨格筋に加わる伸張状態を中枢に伝達する。
①Ⅰa繊維・・・骨格筋が素早く伸張されたことを伝える
②Ⅱ繊維・・・骨格筋が持続的に伸張されたことを伝える
伸張反射に関連

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錘内筋(γ運動神経支配)

骨格筋の変化に応じて筋紡錘の長さを調整(感受性の調整)する。
①動的γ繊維・・・伸張の速度。
②静的γ繊維・・・長さの変化に対する反応

腱紡錘

骨格筋が他動的に伸張されたときだけでなく自身の筋が収縮した時も伝達する。
①Ⅰb繊維・・・自己抑制(Ⅰb抑制)に関連

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伸張反射(腱反射)

骨格筋が素早く伸張されたときに、その伸張された筋が収縮(Ⅰa繊維)(元に戻ろうとする)。

相反神経支配

主動筋が収縮する時に拮抗筋が弛緩する。滑らかな運動を可能にする。

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自己抑制

骨格筋を他動的に強く伸張すると、伸張反射が起こり抵抗を感じる。さらに伸張を加え続けると抵抗感が消失(Ⅰb繊維)。強い伸張や筋収縮による筋繊維の断裂を防ぐ意義がある。

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筋緊張の異常

痙性(痙縮)

筋を素早く伸張したときの筋反射の亢進状態。
上位中枢の障害により抑制がなくなり、下位中枢の機能が強く出現(解放現象)。
γ運動神経の機能が亢進(感受性↑)し、わずかな刺激でもⅠa繊維を介してα運動繊維を興奮させ筋収縮する。

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固縮(筋強剛)

γ系機能亢進によるⅡ繊維を介した緊張性伸張反射の亢進状態。

折りたたみナイフ現象

γ系の亢進による伸張反射の亢進に自己抑制が組み合わさった現象。

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クローヌス

γ系の亢進による伸張反射の繰り返し。


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筋緊張と筋収縮

以前、セミナーでスタビリティ研究会の山本泰三先生が筋緊張と筋収縮についてお話をされていたことを述べていきます。

筋緊張亢進と筋収縮の特性

筋収縮開始のタイミング:早い
筋収縮終了のタイミング:遅い
筋収縮量:多い
筋収縮スピード:早い
姿勢変化の影響:受けやすい

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筋緊張低下と筋収縮の特性

筋収縮開始のタイミング:遅い
筋収縮終了のタイミング:早い
筋収縮量:少ない
筋収縮スピード:遅い
姿勢変化の影響:受けにくい

臨床場面で、正常とは異なる異常な動作が見られた場合には、上記のような筋緊張の異常があるかもしれないと推測していきます。

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筋緊張検査

検査目的

筋の緊張状態を確認し、程度やその分布を知る。
結果より、筋緊張を正常化するプログラムを立案したり、治療効果の判定を行う。
筋緊張異常による変形の進行や日常生活の影響を予測したり、それらを防止する方針を考案する。

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検査姿勢

座位・背臥位・腹臥位。

観察の視点

どのような動作時に筋緊張が変化するか(姿勢による筋緊張の違いと、安静時と動作時での筋緊張の違いを知る)。

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注意点

指先で体に触らないようにする。
手の温度に気をつける。

筋緊張の主観的評価と解釈

評価 解釈
主観的評価

・ 視診および触診(筋・腱の輪郭、筋の硬さ)

・ 他動運動(伸展性、被動性)
*伸展性では筋緊張低下をみるもの

低下:輪郭がはっきりしない、筋腹が平ら、筋腹を左右に動かすと大きく動き柔らかい、過伸展性、動きが大きい、持続時間↑、

亢進:腱が浮き出して見える、硬い、可動域↓、動きが小さい、持続時間↓

客観的評価

・筋電図、針筋電図、誘発筋電図、生体力学的評価

動作時の評価
・連合反応
・自動、他動可動域
筋緊張亢進と、相反神経支配の障害により、拮抗筋の抑制が十分になされない
ADL評価

・ 関節拘縮による影響

・ ADL遂行時の影響

陽性支持反応様の下肢伸展、屈曲逃避反射様の下肢全体の屈曲など

 

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