脳卒中片麻痺者の手指機能テストには様々なものがありますが、それはリハビリテーション計画にどのように役に立つのでしょうか。今回、脳卒中片麻痺者の手指機能テストではどのような情報が必要かという点についてまとめていきたいと思います。

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超有名なブルンストロームステージ

ブルンストロームステージは、超有名な検査です。
実習中においては絶対検査をおこなう超定番ではないでしょうか。
しかし、ブルンストロームステージからえられる情報はあまりに少ないのではないでしょうか。
ブルンストロームステージの手指のステージを見てみます。

stageⅠ:弛緩性
stageⅡ:指屈曲が随意的にわずかに可能か、またはほとんど不可能な状態
stageⅢ:指の集団屈曲が可能。鈎型握りをするが、離すことはできない
指伸展は随意的にはできないが、反射による伸展は可能なこともある
stageⅣ:横つまみが可能で、母指の動きにより離すことも可能。指伸展はなかば随意的に、わずかに可能
stageⅤ:対向つまみができる。円筒握り、球握りなどが可能(ぎこちないがある程度実用性がある)
指の集団伸展が可能(しかしその範囲はまちまちである)
stageⅥ:すべてのつまみが可能となり、上手にできる。随意的な指伸展が全可動域にわたって可能、指の分離運動も可能である。しかし、健側より多少拙劣

このような分類にはなっていますが、ここからえられる情報は指がどのように動くかということのみです。
リハビリテーションに直結する情報は、日常生活の中でどの程度指の実用性があるかということではないでしょうか。
ブルンストロームステージでは運動面のみで感覚障害は考慮されていません。
そのため、実際のADL場面に即した評価項目を設定する必要があると思うのです。

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実用手、補助手に着目した評価項目

上田敏先生の論文の中で、手指・上肢の実用性に着目したものがあります。
その中の評価項目を抜粋したいと思います。

補助手C
ズボンにシャツを入れるときに腕を離していられる
上衣の袖を通すときに腕を離していられる
腕時計が見られる
帯、紐、バンドを押さえられる
封筒をハサミで切るときに固定することができる

補助手B
上衣の袖を通すときに肘を半分以上伸展していられる
書字(名前を書く)の間、紙を押さえていられる
財布からコインを出す
ビン又はビンの蓋を押さえて健手で回してあけられる
ズボンのあげおろし

補助手A
万年筆のキャップをとりつける
健側上肢を洗う(肩)
タオルをしぼる(水が垂れない程度)
ふろしきを結ぶ
定規を押さえて線を引く

実用手B(利手)
フォークで食事
鼻をかむ
健側の爪切り
健側のカフスボタンどめ
傘をさして歩く

実用手(非利手)
茶碗をもつ(空中で支える)
健側の爪切り
健側のカフスボタンどめ
傘をさして歩く

実用手A(利手)
ハシで大豆をつまむ
書字(B5、400字横書きの枠内に名前を書く)
ハサミで円を切る
腕時計のネジを巻く(時間を合わせる)

追加項目
ページをめくる間、本を持っていられる
傘をひらく
靴下をうらがえす
紙テープを線にそってちぎる

上田 敏ら「片麻痺手指機能テストの標準化-12段階手指機能テストおよび5段階上肢能力テスト-」リハビリテーション医学 vol.22 no.3 1985年5月

このように、日常生活上においてどのようなことができて、さらにその質がどのようなものなのかという分析をしたほうがリハビリテーションにとって治療に直結した情報になると思うのです。
脳の可塑性を促すには、日常生活の中でいかに麻痺側の上肢・手指を使用させるかが勝負の分かれ目になってきます。
そのためにも、日常生活に即した評価を行っていきたいものです。

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