脳梗塞や脳出血などの脳血管障害においては、脳浮腫がみられることがあります。脳浮腫は、リハビリにおいて阻害因子となることもあり、脳浮腫に対する知識を得ておくことも必要になります。今回、脳浮腫ついて、リハビリテーションを行う上で知っておきたいことについてまとめていきたいと思います。

脳梗塞、脳出血と脳浮腫!リハビリテーションにおいて知っておきたいこと!

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脳梗塞と脳浮腫

そもそも脳浮腫とは、脳がむくむことです。

脳がむくんでいる状態とは、脳組織の中の水分が多くなり、容積が大きくなっている状態といえます。

通常の浮腫は細胞質間に水分が貯留するが、脳浮腫では細胞間質だけでなく、細胞自体にも水分が貯留する場合があり、脳の容積が増大する。

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脳にむくみが生じると、頭蓋骨び中の圧力(脳圧)が高くなってしまい、意識障害などの症状が生じることがあります。

脳梗塞が生じると、脳浮腫がみられるのですが、そのピークは2〜4日(もしくは3〜7日)だと言われています。

先ほども説明しましたが、脳浮腫は周囲の脳組織を圧迫しますが、この状態を頭蓋内圧亢進と呼びます。

脳梗塞による脳浮腫は約1ヶ月で消退すると言われています。

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脳出血と脳浮腫

脳出血でも、脳梗塞と同様に脳浮腫が生じます。

脳出血後は、血が固まり血腫が形成されますが、そのピークは約1ヶ月程度だと言われています。

また、脳浮腫のピークは約2週間程度だとされています。

血腫、脳浮腫ともに2〜3ヶ月で消退するとされています。

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脳浮腫と頭蓋内圧亢進、脳ヘルニア

脳浮腫が重症化すると、頭蓋内圧が高くなり、脳ヘルニアにつながってしまうことがあります。

脳ヘルニアとは、脳が正常に収まっている場所から一部が飛び出してしまう状態になります。

脳ヘルニアでは、命の危険に関わることもあります。

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頭蓋内圧亢進における症状

頭蓋内圧亢進においてみられる症状は急性期と慢性期では異なることが特徴です。

急性期:
激しい頭痛、悪心・嘔吐、クッシング現象(徐脈、血圧上昇)、意識障害、網膜出血、散瞳、けいれん

慢性期:
頭痛、悪心・嘔吐、視力障害、めまい、うっ血乳頭、外転神経麻痺、記憶障害、人格変化、尿失禁、歩行障害、認知機能低下

リハに役立つ脳画像

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脳浮腫とアルブミン

脳浮腫は、脳画像をみることによりわかりますが、その経過において随時画像をとるということは珍しいのかと思います。

そこで、参考にしたいものがアルブミン(Alb)値になります。

通常、アルブミンの基準値は4.1~5.1g/dlとなっています。

アルブミンは低栄養の指標としても用いられます。

低栄養の指標としては、アルブミン値が3.5g/dl以下とされてます。

浮腫の指標としては、2.5g/dl以下となっています。

これを脳浮腫に当てはめることはできるのかどうかわかりませんが、経過をみるときの参考としてみてください。

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脳浮腫とリハビリテーション

脳浮腫がみられている場合は、出血や梗塞部位以外にも影響が及ぶことが考えられます。

一般的に、脳損傷における症状を考えるときには、

・損傷部位が影響している症状
・損傷部位と解剖学的につながりがある症状(脳の機能解離)
*機能解離については以下の記事を参照してください。
脳科学とリハビリテーション!脳の機能解離を理解すると、症状の把握につながる!
・脳浮腫による影響

の視点をもつことが必要になります。

今回の脳浮腫では、損傷部位から考えられる症状以外にも、脳浮腫での圧迫による他の症状が生じる可能性があります。

前途しましたが、脳浮腫は徐々に消退していくため、時間経過にしたがって症状がみられなくなったり、機能改善が進みやすくなることもあります。

まず脳画像を確認して浮腫の程度を確認しておくこともリハビリテーションを進める上では必要になるでしょう。

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「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

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