学生さんで関節リウマチの方を担当するというパターンは少ないかもしれません。しかし、脳卒中片麻痺に加えて元々リウマチの既往歴があるということも考えられなくはないと思います。今回、関節リウマチの評価項目とこれだけは知っておきたい評価法についてまとめていきたいと思います。

関節リウマチの評価項目とこれだけは知っておきたい評価法!

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リウマチのリハビリテーションにおけるポイント

リウマチのリハビリテーションにおけるポイントは以下のようになります。

・疾患の活動性はどうか
・関節病変はどの程度か
・ADLの実行状況はどうか
・他の全身病変の有無と程度

「疾患の活動性」につてですが、これは、リウマチという病気の勢いがどの程度あるかということを示しています。

関節リウマチの治療目標として、

関節リウマチの病気の勢い(疾患活動性)を評価し、患者さんと医師が共に寛解(病気の勢いが完全になくなり、関節破壊進行の心配が無い状態)、または少なくとも低疾患活動性を目指す必要があります。

http://tsuzuki-azumanaika.com/original13.html

とあるように、今現在の関節リウマチの状態を評価し、それをもとにリハビリテーション計画を立案していくことが必要になります。

疾患活動性については以下の記事を参照してください。
関節リウマチのリハビリ!ADL評価から関節保護、指導まで

「関節病変の程度」「ADLの実行状況」ですが、関節リウマチでは各々関節破壊などにより関節病変が生じます。関節病変は徐々に進行していきますが、日常生活での動作の仕方によってもその進行度に変化があります。

そのため、現在の関節病変の存在と、現在の生活環境に対する動作方法を把握した上で、将来進行するであろう関節病変に対して進行を食い止めるようにアプローチしていく必要があります。

「他の全身病変の有無」についてですが、関節リウマチ以外の内科的疾患などがあると、運動量の調整やリハビリテーションでの負荷量に注意を要しなければいけません。

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面接ではどのようなことを中心に聞くべきか

関節リウマチの対象者は女性が多く、さらに主婦の方が多いという特徴があります。

そのため、関節リウマチ自体のことだけではなく、家族の家庭環境、家事や育児、仕事と様々なことと、関節リウマチとの関係性を把握する必要があるといえます。

ADLやIADLについては、特に手指を細かく使用する動作については詳細な作業分析によって状況を把握する必要があります。

前途しましたが、関節病変を進行させる要素が日常の動作に隠れていることがあるので、動作方法については後に観察を含めてしっかりと評価する必要があります。

関節リウマチでは疼痛はもちろんのこと、疲れやすさを訴える方が多くいます。

また、日内変動もあり、朝は関節がこわばったりする方も多いのが特徴です。

そのため、疲労度や日内変動の状況についても把握する必要があります。

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関節リウマチの評価:観察

ADLについては後に述べますが、観察においては、

・歩容
・姿勢
・関節の状態(炎症状態の確認)
・言動や表情

などを見ていきます。

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関節リウマチの評価:疼痛

疼痛評価では、

・疼痛の部位
・疼痛の程度
・疼痛の起こる関節、肢位、姿勢
*これは単関節か複数の関節が合わさっているのかを確認します。
・疼痛の種類
・疼痛がなぜ起こるか
・増悪や回復はみられるか
・疼痛が起こる時間帯

などを確認します。

疼痛評価に関しては、以下の記事も参照してください。
疼痛(痛み)評価とリハビリ:ペインリハビリの基礎の基礎!

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関節リウマチの評価:変形の確認

関節リウマチでは、関節破壊により変形が生じることがあります。

そのため、関節変形の評価では、確認部位として

・手指や手関節
・外反母趾
・扁平足
・槌趾
・環軸椎亜脱臼

などの有無を確認するようにします。

変形・関節症状のチェック項目としては、

・腫脹の程度
・疼痛の有無
・可動性
・亜脱臼の有無
・橈側変位や尺側変位の程度

などを確認します。

リウマチの変形については以下の記事も参照してください。
関節リウマチのリハビリ!ADL評価から関節保護、指導まで

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関節リウマチの評価:関節可動域測定

関節可動域の測定は筋力検査の前に行わなければなりません。

また、動かす前にはドクターに情報収集(増悪時期かどうか)を行う方が無難です。

関節リウマチの関節可動域測定においては、受動的関節可動域では関節を痛めることも考えられるので、対象者自らが動かす自動的関節可動域を計測するようにします。

また、逆側の関節と比較することで、制限の程度をより正確に知ることにつながります。

制限があれば、その原因を特定しますが、おおよそ

・関節の構造的な問題
・作動筋の収縮力の問題
・拮抗筋の伸展性の問題

に分類することができます。

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関節リウマチの評価:筋力検査

筋力検査を行う際に注意したいのが、筋力低下が本来の筋力低下なのか、痛みによる筋力低下が起こっているのかをしっかりと考察することです。

負荷のかけ方は、

・ゆっくりと
・グループMMTで
・途中、痛みの程度を聞きながら
・負荷は関節をまたがないようにかける

などに気をつけます。

また、握力測定では水銀柱血圧計を用いることもあります。
なお、100mmHgが握力計の8kgになります。

そのため、100:8=計測値:Xとして値を計算すると良いでしょう。

筋力低下がみられやすいのは、上肢では手の骨間筋、前腕の筋、下肢では大腿四頭筋、大臀筋、中臀筋などです。

これらは、痛みの期間が長い場合の廃用性筋萎縮によるものが多いように思います。

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関節リウマチの評価;知覚検査

関節リウマチにおいて知覚検査が必要になるのは、手関節掌側の腫脹と屈筋腱周囲の滑膜増殖による手根管症候群を生じている場合が考えられます。

その場合、正中神経領域の知覚検査が必要になります。

なお、正中神経領域の麻痺では、猿手(橈側3指の屈曲不可)や母指球の萎縮がみられます。

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関節リウマチの評価:上肢機能

上肢機能では主に、

・リーチ機能
・把握機能(巧緻動作含む)
・両手の協調性

を確認していきます。

詳しくは以下の記事を参照してください。
関節リウマチのリハビリ!ADL評価から関節保護、指導まで

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関節リウマチの評価:ADL

ADLを確認する際に注意することは、関節リウマチでは日内変動がみられるために、確認時間を一定にすることが推奨されています。

時間を一定にできない場合は、評価の時間やその時の対象者の状態を記録しておくことで、次回以降の検討資料とすることができます。

ADLに加えて、家事動作などのIADLも確認する場合があります。

家事動作の確認では、

・どのように移動しているか
・巧緻動作やリーチ動作に問題はみられないか
・体力(持久力)に問題はないか

などの視点を持ちながら評価を行います。

評価結果から、

・動作を簡素化する
・動作を分割して行う
・自助具を使用する
・心理的サポートの方法を提案する

などのアプローチにつなげていけるようにします。

ADLの評価バッテリーについては、Class分類、厚生労働省研究班のADL評価表、BI、FIMなどが使用されます。
詳しくは以下の記事を参照してください。
関節リウマチのリハビリ!ADL評価から関節保護、指導まで

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関節リウマチの評価:家屋評価

家屋評価では、対象者の身体機能、活動能力と家屋環境に合わせた動作方法を考えていきます。

安全性に問題があったり、動作に難しさがあれば手すりや段差解消なども行う必要があります。

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