デルマトームは、聞いたことがあるけど、具体的にどのような時に用いるのかをしっかりと理解できていない方も多いのではないかと思います。今回、デルマトームと感覚障害についてまとめていきたいと思います。

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デルマトームの概要

デルマトームを知るには、まずは脊髄神経について理解しておくことが必要になります。

脊髄神経について、

脊髄神経は、脊椎の椎間孔ごとに一対ずつ出ている。頚椎の間から出るものを頚神経(cervical nerve)、胸椎の間から出るものを胸神経(thoracic nerve)、腰椎の間から出るものを腰神経(lumbar nerve)、仙骨の仙骨孔から出るものを仙骨神経(sacral nerve)、第1尾椎と第2尾椎の間から出るものを尾骨神経(coccygeal nerve)と呼ぶ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%8A%E9%AB%84%E7%A5%9E%E7%B5%8C

とあります。

デルマトームは、これらの脊髄神経が支配する皮膚領域のことを言います。
感覚(知覚)障害は、損傷を受けた神経の支配領域に起こるため、デルマートームを知っていることが、評価の役に立ちます。

感覚(知覚)障害については、以下の記事も参照してください。
脳卒中片麻痺に対する感覚訓練の考え方
脊髄損傷(不全型)の痛み、異常感覚の発生機序とリハビリテーション
手術後や感覚過敏など肌の負担を軽減する!完全無縫製インナー!
有感覚障害のスクリーニング検査:母指探し試験
クティブタッチの神経機構とニューロリハビリテーションへの利用
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デルマトームを評価で用いるのはどんな疾患の時なのか

これまでのことで、デルマトームは各脊髄神経の支配する皮膚領域を表したものであることがわかりました。
では、次にデルマトームはどのような疾患があるときに評価に用いられるのかを把握していきます。

デルマトームは「神経根障害」がみられる場合に評価で用いられるものです。
神経根について、

神経は、中枢神経と末梢神経に分けられ、手や足の働きを担っている末梢神経は脊髄から枝分かれしており、その根元の部分が「神経根」と呼ばれています。

http://toutsu.jp/pain/shinkeikon_modal.html#modal01

とあります。
例えば、第5頸髄レベルで右の神経根障害がみられると、そのレベル(デルマトーム参照)に沿った知覚障害がみられます。
評価においては、第5頸髄レベルの場所の知覚検査を行う必要があります。

神経根障害は、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどでみられることがあります。

デルマトームは、脊髄損傷の評価においても用いられます。
脊髄損傷では、完全麻痺であれば損傷を受けた脊髄レベル以下において知覚障害がみられます。
不全損傷であれば、障害レベル以下であっても知覚が残存していることがあり、それを利用して診断に役立てることがあります。


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デルマトームの大まかな覚え方

デルマトームは、臨床場面で何度も使用しているのであれば自然に覚えることができますが、普段使用する機会が少ないとなかなか覚えにくいものです。

デルマトームの覚え方で有名なものとしては、人を四つ這いにしたときに、
・頭のてっぺんと下顎を結ぶ線、三叉神経との境界:C2
・腕の中央よりやや尺側(小指側):T1
・乳頭を通る:T5
・臍を通る:T10
・太もも前部の付け根:L1
・太とも後部の付け根:L3
となっています。

ちなみに、脊髄損傷の評価ツールであるASIAでは、キーとなる感覚点が設定されています。
詳しくは以下の記事を参照してください。
脊損の評価!ASIA(脊髄損傷の標準神経学的分類法)の概要と検査筋、分類方法

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C2:頭蓋底の後頭隆起外側1cm
C3:鎖骨上窩の頂点
C4 :肩鎖関節の上方
C5:肘関節近位の前肘窩外側
C6:母指基節骨の背側
C7:中指基節骨の背側
C8:小指基節骨の背側
T1:上腕骨内顆近位の前肘窩内側
T2:腋窩頂点
T3:鎖骨中点上の第3肋間
T4:鎖骨中点上の第4肋間(乳頭)
T5:鎖骨中点上の第5肋間
T6:鎖骨中点上の胸骨剣状突起
T7:鎖骨中点上で剣状突起と臍との間の剣状突起寄り4分の1
T8:鎖骨中点上で剣状突起と臍の中点
T9:鎖骨中点上で剣状突起と臍との間の臍寄り4分の1
T10:鎖骨中点上で臍の位置
T11:鎖骨中点上で臍と鼠径靭帯の中点
T12:鎖骨中点上で鼠径靭帯の中点
L1:T12の標準点とL2の標準点の中点
L2:鼠径靭帯の中点と大腿骨内側上顆の中点で大腿部の前内側面
L3:大腿骨内側上顆
L4:内果上部
L5:第3中足基節関節背側
S1:かかとの外側
S2:膝関節中央の膝窩
S3:坐骨結節部
S4/S5:1cm以内の肛門周囲領域から皮膚粘膜移行部の外側

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転職サイト利用のメリット

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仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

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転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

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転職サイトは複数登録することも必要

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