排泄動作を考えるときに、動作的な自立からオムツの適応まで、対象者の状態により様々なことを検討する必要があります。今回、排泄の自立を決定する要素として、オムツ使用の意義と目的などを中心にまとめていきたいと思います。

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排泄の自立に関わる要素

排泄の自立に関わる要素には、以下のようなものがあります。

まず、生理的な排泄機能です。

生理的な排泄機能には、排尿機能と排便機能に分けることができます。

生理的な排泄機能が正常に保たれていれば、オムツやパッドを使用する必要性は低くなるでしょう。

そのような場合には、動作的に、環境的にどうすれば排泄動作が自立できるかを検討していくことになります。

 

身体機能面ですが、これは上肢操作能力、下肢の支持性、動作中のバランス保持能力です。

我々セラピストが一番得意としていて、評価が行いやすい部分になります。

 

精神機能・高次脳機能面では、安全管理能力や清潔保持や不潔行為に関することが挙げられます。

安全管理能力としては、能力的に転倒のリスクがあるのに、自己効力感が高いために「自分でできる」と、排泄動作を行ってしまう場合があります。

また、清潔保持に関しては排泄時に尿などがこぼれてしまい、ズボンなどを汚染することがあります。

他にも、自分で自分の排泄物を触ってしまうなどの不潔行為がある場合は、排泄動作を自立にはしにくくなります。

ズボンが汚れた時に、他の人に迷惑がかかるから着替えるというのは健康的な考え方だと思います。

しかし、周囲への関心が低くなっている場合には、ズボンが汚れていてもそのままで過ごし、衛生上良くないことも多々あります。

ただし、対象者の置かれている状況により、それが問題になる場合とそうでない場合が考えられます。

例えば一人暮らしをしている場合、多少の不衛生は許されるかもしれません。

このようなことから、不潔行為を早急に解決するかどうかということは、対象者の置かれている状況を考慮していく必要があります。

 

家庭・社会的な面としては、対象者が生活する場所や、家族の希望などによって排泄方法や介助の程度が変わることがあります。

例えば、家族の不安が高くて、リスクを高く見積もってしまう場合、排泄動作は自立で行わせないかもしれません。

そのような場合には、セラピスト、家族、対象者、介護者などを含めた上でリスク管理について話し合い、どこまでが自分で行えて、どこに介助が必要かまど、リスクに関するコミュニケーションをとる必要があります。

 

福祉用具の選択については、オムツを使用しているような場合、ポータブルトイレを導入し、動作レベルを上げていくことは重要なことです。

ポータブルトイレを使用する場合、
・いつ使用するか
・どこで使用するか
・排泄物の後始末はどうするのか
などを検討する必要があります。

最近は、工事をすることでポータブルトイレに水洗機能をつけることもできるようです。

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オムツの適応を考える

排泄動作の自立を考えた場合に、議論になりやすいのがオムツやパッドの使用です。

動作的には自立に近い対象者が、パッドをしている為にトイレ動作に伴う更衣動作が不十分になってしまうようなパターンもよく見られます。

排泄動作において、オムツをせざるを得ない状況としては、尿意がない場合です。

その場合、オムツの選択として、尿の吸収などを考慮する必要があります。

また、オムツ交換のタイミングも重要なポイントです。

オムツ交換がなかなかできないことで、蒸れにより掻いてしまい傷ができることもあります。

そのため、対象者の排泄パターンを評価し、把握することが重要になります。

尿意がない方でも、排尿時の感覚や排尿後の感覚がわかる場合、排尿刺激や誘導を行うことで介助量を軽減することができないかを検討します。

 

尿意の訴えがある場合、尿意を感じてから排尿までの時間がある程度長くすることができるのであれば、失禁のリスクは少なくなるためオムツを除去できる可能性があります。

どの程度排尿をガマンできかを評価する視点も大切です。

 

失禁がない場合でも、状況によってはオムツを使用した方がよいことがあります。

例えば、夜間にトイレが多くてよく眠れないときが当てはまります。

そのようなときには、まずは不眠を解消するためにオムツを使用する、もしくは集尿器を使用するなどの環境設定を検討する必要があります。

 

どちらにせよ、オムツを長期間使用することは、尿意や便意を失わせてしまう可能性があります。

そのため、できる限り介助量を軽減できる動作方法や環境設定、服薬コントロールなどを行っていくことが大切になります。

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

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日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

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それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

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管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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