整容動作には、歯磨き、洗顔、髭剃り、化粧などが思い浮かぶと思います。しかし、整容動作を細かくみていくと、それ以上にまだまだ動作の種目があります。そのような整容動作の種類と特徴を把握することで、対象者の生活を細かく見るための視点となります。今回、整容動作の評価と作業療法において、情報収集の重要性の視点からまとめていきたいと思います。

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整容動作の評価に共通の情報収集項目

整容動作における情報収集では、以下のような点について把握していくことがポイントになります。

・各整容動作の自立度
自立、道具の準備が必要、声かけや見守りが必要、一部介助、全介助

・各整容動作の頻度(回数)

・介助者の負担
身体的、精神的、時間的に制限がある、介護者がいない、介護技術の不足

・利用している機器、補助具

・精神機能による問題点
清潔の保持

・各整容動作におけるリスク管理

・各整容動作をどのように行っていたか、どのように行っていきたいのか、どこで動作を行うのか

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整容動作の項目にはどのようなものがあるか

口腔ケア

・歯磨き(ブラッシング)
・歯ブラシや歯磨き粉の使用
・舌磨き
・液体歯磨きの使用
・口をすすぐ
・義歯の清掃
・リップクリームの使用

目のケア

・洗顔
・目やにをとる
・まぶたの縁の清掃
・メガネを拭く
・コンタクトのケア

鼻のケア

・鼻をかむ
・綿棒を使う
・鼻毛を切る

髭のケア

・髭剃り(電気シェーバーか否か)
・ローションを塗る
・髪を切る、整える
・髭剃りの清掃や点検

耳のケア

・耳かきを使う
・耳掃除機を使う
・綿棒を使う
・耳を拭く

洗顔

・顔を洗う
・顔を拭く

化粧

・下地を塗る
・ファンデーション
・アイカラー
・アイリッシュカラー
・マスカラ
・アイライナー
・眉を整える
・口紅
・頬紅
・顔剃り
・化粧道具の管理

化粧落とし

・クレンジング剤の使用
・ローション
・乳液
・クリーム
・パック
・マッサージ

褥瘡予防・スキンケア

・臀部や背中などの確認
・ボディローションを塗る
・日焼け止めを塗る

毛髪のケア

・ブラッシング
・洗髪
・結髪
・髪のスタイリング
・髪留めの使用
・ドライヤーの使用
・整髪料
・毛染め

頭皮のケア

・頭皮のマッサージ
・育毛剤の使用

手のケア

・手洗い
・爪を切る
・マニキュアを塗る
・ハンドクリームの使用
・腋窩のケア

足のケア

・足を洗う
・足浴
・足を拭く
・足の爪を切る
・ペディキュアを塗る

その他のケア

・ムダ毛の処理
・香水、制汗剤、消臭剤の使用
・ネックレス、指輪、ピアスの使用


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整容動作に影響を与える要因

整容動作に影響を与える要因を、主に身体的要因、精神的(高次脳機能的)要因に分けて考えていきます。

身体機能的要因

・上肢の関節可動域
・リーチ範囲
・巧緻性
・協調性
・上肢操作の対象部位(顔面、口腔機能、頸部)の動きが上肢に協調しているか
・姿勢保持
・下肢機能

精神的(高次脳機能的要因)、その他

・知的面
・高次脳機能障害(特に観念失行)→道具使用や手順の理解、危険行為、衛生管理能力
・道具や環境による動作変化
・失敗の仕方と道具との関係
・単品物品か複数物品かの違い
・介助方法による影響
・おっくう、きがね(個人因子)

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整容動作の情報収集と動作観察による評価

これまでのことで、整容動作に含まれる動作項目が多くあることがわかりました。

その中で、対象者が行うことを把握し、情報収集を行います。

そして、しているADLとして、現状の動作状況を評価し、前途した要因(身体的、精神的、その他)のうち、どれが影響しているかを考察していきます。

また、同時並行的にできる動作能力として、環境を設定する中で評価を行います。

これらを通じて、対象者が困難なく整容動作を遂行するにはどのように行えばよいかを確認していきます。

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

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日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

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それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

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ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

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転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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