見学実習は、学生生活の中で初めての課外授業のようなものです。PT・OT・STの学生はおそらく単独で完全アウェーに乗り込んでいくので、かなり緊張するでしょう。そのような中で対象者とのリハビリ場面を見学して、質問をする、、、こんあ場面想像しただけでも汗をかいてきますよね。今回、見学実習での質問はどのようにすればよいのかについて書いていこうと思います。

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1年生では知識が身についていない

見学実習はおそらく1年生で行くことになると思います。
1年生といえば、解剖学を習っているのか?というようなレベルであり、なかなか知識としては身についていない時期です。
そんな中で見学実習に行かされ、対象者とセラピストとのリハビリ場面を見学後、「何か質問はありますか?」なんて聞かれても、、、かなり困ってしまいますよね。

これ、おそらくセラピストが意地悪なのもあるかもしれません(そうではないと思いますが)。
このような時にしっかりと質問できる学生は、”探究心のある学生”として、かなり評価を得られるようになると思います。
質問ができるということは、自分の中で何かしらの疑問が湧いているということなので、臨床を行う上ではかなり大事な要素になると思うのです。

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質問内容を考えるためのポイント

質問内容を考えるといっても、やはり1年生なので、質問内容のレベルは限られたものになってしまいます。
というか、それはセラピストもわかっています。
でも、せっかく見学に来てくれているのだから、やはりしっかりと学んで有資格者になってほしいとセラピストは思っています。

質問内容を考えるポイントとしては、
・何の練習をしているのか
・どのような道具や環境を用いているのか、その理由は
・対象者の何に変化を出そうとしているのか
・アプローチの中でどのようなことに気をつけているのか
・これまでから今のリハビリ経過
・対象者の目標
・対象者の日常生活のレベル
・学生が見ていて、対象者が遂行するのが難しそうだったところ
・セラピストの誘導の仕方
・対象者の反応の様子
・会話内容、セラピストの対応
・他部門(PT、STなど)とはどんな連携をとっているか
など、挙げればきりがありません。

今、ざっと11項目ほど挙げましたが、これだけでも十分に乗り切れそうな気がしませんか。
理学療法や言語療法であれば、ある程度どんな練習を行っているのかが把握しやすいと思うのですが、作業療法の場合には作業活動を介するので、少し「?」となる部分が多いかもしれません。
しかし、「?」と思った所はチャンスです!!
それだけ質問できる所が増えるのですから、ラッキーと思ってください。

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「やるな!」と思わせるための質問にする

先ほど、質問内容を考える視点を述べました。
そこからさらに探究心を見せつけるには、
・自分は見学していて◯◯と思ったのですが、それについてはどうでしょうか。
と、「自分は見学していて◯◯と思ったのですが、」という魔法のフレーズを入れましょう。
これだけで、セラピストは「やるな!」と間違いなく思うはずです。

ここで大切なのは、自分の意見がきちんと言えることなのです。
実習は、受動的になるものではなく、自ら探究心を持って向かっていく学習機会なので、自分の意見を持っていることが非常に大切になるのです。
学生としての意見をセラピストにぶつけても、セラピストは嫌なことはありません。
むしろ、セラピストが学生から新たな刺激や発見を受けることだってあるのです。
セラピストがうまく説明できなかった場合は、セラピストの学習が足りていない証拠です。
なので、セラピストの学習意欲を促すためにも学生さんにはどんどんと自分なりの考えを持ってもらいたいのです。

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見学実習を乗り切るには

見学実習は1週間ほどあると思います。
見学実習を乗り切るには、自分から積極的に飛び込んでいく姿勢が必要です。
なかには内気で消極的な学生もいると思います。性格はなかなか変えられないでしょう。
恐れを抱かずに行動することを心がけてください!!

見学実習における基本姿勢(態度)については以下の記事を参照してください。

見学実習の基本は社会的態度から!

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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