ADLの動作観察を行うときには、観察の視点をあらかじめ知っていることで、それを中心にみていくことができます。今回、評価の視点(身体機能、高次脳機能)を踏まえた排泄動作の評価表を紹介します。

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排泄動作の情報収集項目

排泄動作の評価では、情報収集項目として、

・尿意、便意の有無
・排泄回数
・トイレ終了までにかかる時間
・失禁の有無
・トイレ汚染の有無
・便器への移乗方法
・排泄用具の使用、収納
・環境(戸、段差、トイレまでの距離、座高、手すり、スイッチ)

などがあります。

これらは対象者本人や主たる介助者、入院中であれば看護師や介護士に情報収集を行う必要があります。

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排泄動作の評価の視点

排泄動作の評価の視点については以下の記事を参照してください。

排泄動作の動作分析に必要な工程と評価の視点

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排泄動作の流れに基づく評価表

工程 必要な機能
車椅子を便器に対して適当な位置で止める 視空間認知
視覚(視野)
ブレーキをかける 体幹前屈ROM
体幹筋力
肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力
握力
左右ブレーキに対する認知
リスク管理能力
下肢をフットプレートから下ろす 股・膝・足ROM

下肢筋力
リスク管理能力
遂行手順の把握

フットプレートを上げる 下肢を使用する場合
股・膝・足ROM
下肢筋力

上肢を使用する場合
体幹前屈・側屈ROM
体幹筋力
肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力
距離把握

リスク管理能力
遂行手順の把握

手すりを把持し、立ち上がる 肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力
握力
股・膝・足ROM
下肢筋力
方向転換 立位バランス
体幹の回旋
下肢筋力
リスク管理能力
脱衣 体幹側屈ROM
体幹筋力
立位バランス・耐久性
身体認知
肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力
握力
手指巧緻性遂行方法の把握
下肢筋力
手すりを把持しながら便座に座る 肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力、握力
股・膝・足ROM
下肢筋力
体幹前屈ROM
体幹筋力
深部感覚
空間認知
ペーパーを引き出してちぎる 体幹回旋ROM
体幹筋力
座位バランス、耐久性
肩・肘・前腕・手・手指ROM
上肢筋力
握力
手指巧緻性
両手動作
ペーパーとホルダーの認知
物品使用方法の把握
ペーパーで拭く 体幹側屈・回旋ROM
体幹筋力
肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力
握力
身体認知
深部感覚
清潔への意識
手すり把持して立ち上がる 肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力、握力
股・膝・足ROM
下肢筋力
体幹前屈ROM
体幹筋力
レバーを引き水を流す 肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力、握力

手指巧緻性

体幹回旋ROM

レバーの認知

空間認知

着衣 肩・肘・手・手指ROM
上肢筋力、握力

手指巧緻性

体幹前屈ROM
体幹筋力

立位バランス、耐久性
遂行方法の把握

方向転換 立位バランス
体幹の回旋
下肢筋力
リスク管理能力
車椅子に座る 体幹前屈ROM
体幹筋力
股・膝・足ROM
下肢筋力
空間認知
深部感覚
リスク管理能力
ブレーキ解除 遂行手順の理解
握力
手を洗う 肩・肘・手・前腕・手指ROM
上肢筋力、握力
手指巧緻性
体幹前屈ROM
体幹筋力
身体認知
蛇口の認知
物品使用方法の把握

 

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転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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