認知症のQOL評価のひとつに、おだやかスケールがあります。今回、おだやかスケールの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。
目次
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前頭葉障害に対するリハビリテーション
⇨遂行機能障害リハ(GMT、自己教示法、問題解決訓練、TPM)
高次脳機能障害でアウェアネスどう評価し、どう高めるか
⇨効果を高める!高次脳機能障害のリハビリテーション-アウェアネス(病識・認識メタ認知)をどう評価し、どう高めるか-
注意課題のプリント課題
⇨注意障害プリント課題データ(文字選択、計算、図形)
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⇨橋損傷のリハビリテーション(脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)
脳画像の達人へ
⇨新人・学生さんが脳画像の達人に近づくために!脳部位と機能局在、脳のつながりから考える画像の診方!
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認知症リハビリテーション
⇨認知症における作業活動の重要性と課題設定、評価の支援とポイント〜脳機能面も考慮して意欲と運動学習を促し、ADL・IADLを促す方法〜
起立と着座動作のリハビリテーション
⇨起立と着座動作が上手くいかないの原因分析〜誰でも理解できる筋活動とバイオメカニクス、脳機能との関連性も踏まえながら〜
感覚障害のリハビリテーション
⇨感覚障害のリハビリテーション!脳科学と伝統的リハを融合させる考え方と実践方法〜随意性の促進も見据えて〜!
おだやかスケールの概要と評価方法、結果の解釈
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文献
辻村 弘美ら「認知症高齢者のおだやかスケールの開発」
辻村 弘美ら「施設で過ごす認知症高齢者への 「改訂版おだやかスケール( 18 項目版 DEOS )」の適用」日本看護研究学会雑誌 Vol. 39 No. 4 2016
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おだやかスケールの概要
おだやかスケールは、認知症高齢者のよい状態(Well-being)を評価するために開発された評価尺度です。
よい状態には、自尊心、様々な感情を持つ、愛情を示す、自己表現をするなどがあります。
認知症高齢者が 認知機能の低下にもかかわらず, 周囲との交流をはかり, 自分らしく活き活きと生活できることをいう。 「おだやかスケール」はおだやかさの度合いを測る尺度を指す。
施設で過ごす認知症高齢者への 「改訂版おだやかスケール( 18 項目版 DEOS )」の適用
おだやかスケールには25項目版と18項目版があります。
18項目版では、【自分らしさの発揮】 【充実した暮らしぶり】 【周囲との交流】の領域があり、各項目について、「あてはまる(4点)」「ややあてはまる(3点)」 「あまりあてはまらない(2点)」「あてはまらない(1点)」で採点を行います。
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おだやかスケールの評価方法(18項目版)
周囲の人と交流がはかれる
人の話を落ち着いて聞ける
気のあう人と一緒に過ごせる
人のことを気遣える
ユーモアを楽しめる
小さな子供やペットを愛しめる
他者に優しくできる
昔話を楽しめる
自分のペースで日課を過ごせる
感情(喜びや苦しみなど)を表現できる
好きなおしゃれ(化粧,髪型,服装,持ち物)ができる
自分の意思や願いを主張できる
人間としての誇りを持っている
他人のために何かができる
悲観的でなく前向きに過ごせる
笑顔で喜びを示す
ゆっくりくつろげる
好きなことに打ち込める
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おだやかスケールの結果の解釈
各項目で、【自分らしさの発揮】は「ユーモアを楽しめる」「昔話を楽しめる 」「感情(喜びや苦しみなど)を表現できる」「自分の意思や願いを主張できる 」「人間としての誇りを持っている 」「笑顔で喜びを示す」が当てはまります。
【充実した暮らしぶり】は「自分のペースで日課を過ごせる 」「好きなおしゃれ(化粧,髪型,服装,持ち物)ができる 」「他人のために何かができる 」「悲観的でなく前向きに過ごせる」「ゆっくりくつろげる 」「好きなことに打ち込める」が当てはまります。
【周囲との交流】は「周囲の人と交流がはかれる」「人の話を落ち着いて聞ける 」「気のあう人と一緒に過ごせる 」「人のことを気遣える 」「小さな子供やペットを愛しめる」「他者に優しくできる 」が当てはまります。
得点が高いほどQOLが高いことを表しています。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典
転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)
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