認知機能と生活機能を包括的に評価するツールのひとつに、DASC-21があります。DASC-21は原則として研修を受けたものが使用しますが、今回は評価法の紹介として、まとめていきたいと思います。

認知症の評価:DASC-21の概要と評価方法、結果の解釈

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DASC-21の概要

DASC-21は、短時間で認知機能と生活機能の包括的な評価が行えるツーツのひとつです。
DASC-21について、

DASC-21は,原則として,粟田主一先生の研修を受けた専門職が高齢者の「認知機能障害」と「生活障害」を把握し,認知症を検出し,重症度を評価するアセスメントツールとして,適切な内的信頼性と併存的妥当性および弁別的妥当性を有することが証明されています.

DASC-21とは | dasc.jp

とあります。
質問項目には導入のA,B(採点は行いません)と21項目があります。各質問に対し、4段階で評価します。
IADLの項目が多く、軽度認知障害(MCI)の検出にも優れています。

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DASC-21の実施方法と注意点

家族や介護者に質問することで行い、その回答は基本的に採用して構いません。観察により回答との乖離が見られる場合、評価者の判断に従います。
対象者が独居の場合、本人に質問していきます。
質問に対して実際の様子を確認していない場合、家族・介護者からみて行えそうかで判断します。
質問項目:

A.もの忘れが多いと感じますか
B.1年前と比べて、もの忘れが増えたと感じますか
1.財布や鍵など、物を置いた場所がわからなくなることがありますか
2.5分前に聞いた話を思い出せないことがありますか
3.自分の生年月日がわからなくなることがありますか
4.今日が何月何日かわからないときがありますか
5.自分のいる場所がどこだかわからなくなることはありますか
6.道に迷って家に帰ってこられなくなることはありますか
7.電気やガスや水道が止まってしまったときに、自分で適切に対処できますか
8.一日の計画を自分で立てることができますか
9.季節や状況に合った服を自分で選ぶことができますか
10.一人で買い物はできますか
11.バスや電車、自家用車などを使って一人で外出できますか
12.貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払いは一人でできますか
13.電話をかけることができますか
14.自分で食事の準備はできますか
15.自分で、薬を決まった時間に決まった分量を飲むことはできますか
16.入浴は一人でできますか
17.着替えは一人でできますか
18.トイレは一人でできますか
19.身だしなみを整えることは一人でできますか
20.食事は一人でできますか
21.家のなかでの移動は一人でできますか
評価表はこちらから。
このような評価項目を見ていると、認知症者の認知機能、生活機能評価に必要な要素を把握することができます。

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結果の解釈

合計点は21点から最高84点となり、31点以上は認知症の可能性ありとなります。

  1. 合計点が31点以上で,遠隔記憶(項目No.3),場所の見当識(項目No.5),社会的判断力(項目No.9),身体的ADLに関する項目(項目No.16~21)のいずれ「も」が1点または2点の場合は「軽度認知症」の可能性ありと判定する.
  2. 合計点が31点以上で,遠隔記憶,場所の見当識,社会的判断力,身体的ADLに関する項目のいずれ「か」が3点または4点の場合は「中等度認知症」の可能性ありと判定する.
  3. 合計点が31点以上で,遠隔記憶,場所の見当識,社会的判断力,身体的ADLに関する項目のいずれ「も」が3点または4点の場合は「重度度認知症」の可能性ありと判定する.

DASC-21とは | dasc.jp

注意点

本評価は認定者が使用できるものであり、eラーニングにて受講可能となっています。

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