BPSDの評価には、包括的に評価可能なもの(NPI、BEHAVE–AD、DBDなど)が代表的ですが、今回はBPSDのうち、「興奮」の評価に特化したABIDの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。
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BPSD(興奮)の評価に特化したABIDの概要と評価方法、結果の解釈
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参考文献
加藤 佑佳ら「高齢者ケアにおけるアセスメント:精神的側面」高齢者のケアと行動科学 特別号 2011 第16 巻 PP. 16–30
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ABIDの概要
ABID(Agitation Behaviorin in Dementia Scale)は、BPSDの「興奮」に特化した評価尺度です。
ABIDは「興奮」に対して作業療法などのリハビリテーションアプローチを行った際の、効果判定に用いるために使用することができ、日本語版の妥当性も確認されています。
家族、または介護者に聴取して採点をしていきます。
評価項目は16項目あり、それぞれについて問題行動の頻度の評価(5段階)と、介護者の反応の評価(6段階)を行います。
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評価手順と評価項目
施行手順:以下のリストは人々/患者様が時々抱える問題のリストです。これらの問題のいずれかが過去2 週間以内に起きたならば、教えてください。 もしそうならば,問題が起きたとき、それがどの程度あなたを悩ませたり、動揺させまし たか?問題の頻度とそれへのあなたの反応に関して以下の5 段階または6 段階の評価を用いてください。数字の意味を注意深く読んでください。
問題行動の頻度の評価 | 介護者の反応の評価 |
0=その週に問題行動は生じなかった
1=その週で1~2 回 問題行動は生じた 2=その週で3~6 回 問題行動は生じた 3=毎日またはそれ以上の頻度で問題行動を生じた 9=わからない/当てはまらない |
0=まったく動揺しなかった
1=少しは動揺した 2=中程度に動揺した 3=大変動揺した 4=大変ひどく動揺した 9=わからない/当てはまらない |
評価項目
1他の人に対して,言葉により威嚇あるいは攻撃的であった
2他の人に対して,肉体的に威嚇あるいは攻撃的であった
3患者自身を傷つけた(例:噛み付いたり,つねったりする)
4不適切に大声をあげたり,叫んだりする
5ものを壊す
6適切な援助を受けることを拒む(例:身の回りの世話)
7不適切に自宅から出ようとしたり,出かけてしまう
8言い争う,怒りっぽい,文句をいう
9社会的に不適切な振る舞い(例:大声で攻撃的な話し方をする)
10不適切な性的な振る舞い(例:過剰なほど性的にせまる,公の場での性的な振る舞い)
11落ち着きがない,そわそわする,じっと座っていられない
12心配する,不安がる,恐れる
13容易に興奮したり,いらいらする
14夜中に目覚めて,起きる(トイレに行く以外で)
15患者を苦しませる,誤った信念や妄想(例:誰かに脅かされている,あるいは傷つけられている)
16実際には存在しない人々や物事を見たり,聞いたり,感じたりしてそれに苦しんだりする(例:家の中に見知らぬ男がいる,壁を虫が這っていたりする;幻覚)
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結果の解釈
各項目の問題行動の頻度の評価、介護者の反応の評価を点数化し、作業療法などのリハビリテーションアプローチにより、各項目の得点がどのように変化したかを成果として表す際に有効です。
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転職サイト利用のメリット
何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。転職活動をする上で、大変なこととして、、、
仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる
この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)
管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。
コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。
日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。
そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。
転職サイト利用のデメリット
デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。
それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。
そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。
転職サイトは複数登録することも必要
転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。
せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。
その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。
また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。
自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。
とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!
ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。
各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。
管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。
行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。
転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。
管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。
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