IADL(Instrumental Activities of Daily Living Scale)は、高齢者の日常生活における活動性を評価する目的に使用されます。また、認知症者への作業療法介入の前後における成果を示す指標として使用されることもあります。今回IADLを用いた認知症の日常生活行動評価の概要と使用方法について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

line登録もよろしくお願いします

ブログには書けない裏話、更新通知、友だち限定情報などを配信(完全無料)!まずは友だち追加を♪ 友だち追加

臨床を助けるnote

訪問指導でお悩みの方、自信がない方

訪問指導で在宅復帰と住宅改修を成功させるコツ

前頭葉障害に対するリハビリテーション

遂行機能障害リハ(GMT、自己教示法、問題解決訓練、TPM)

高次脳機能障害でアウェアネスどう評価し、どう高めるか

効果を高める!高次脳機能障害のリハビリテーション-アウェアネス(病識・認識メタ認知)をどう評価し、どう高めるか-

注意課題のプリント課題

注意障害プリント課題データ(文字選択、計算、図形)

橋損傷のリハビリテーション

橋損傷のリハビリテーション(脳画像からの評価項目選定や治療戦略立案)

脳画像の達人へ

新人・学生さんが脳画像の達人に近づくために!脳部位と機能局在、脳のつながりから考える画像の診方!

リハビリテーションと運動学習

リハビリテーションと運動学習!保持や転移(汎化)を促す方法!

認知症リハビリテーション

認知症における作業活動の重要性と課題設定、評価の支援とポイント〜脳機能面も考慮して意欲と運動学習を促し、ADL・IADLを促す方法〜

起立と着座動作のリハビリテーション

起立と着座動作が上手くいかないの原因分析〜誰でも理解できる筋活動とバイオメカニクス、脳機能との関連性も踏まえながら〜

感覚障害のリハビリテーション

感覚障害のリハビリテーション!脳科学と伝統的リハを融合させる考え方と実践方法〜随意性の促進も見据えて〜!

IADLを用いた認知症の日常生活行動評価の概要と使用方法

スポンサードサーチ

参考文献

スポンサードサーチ

認知症についてのおすすめ記事

スポンサードサーチ

IADLの概要

IADL(Instrumental Activities of Daily Living Scale)は、高齢者の日常生活における活動性を評価する目的に使用されます。
IADLは8項目(電話の使い方、買い物、食事の支援、家事、洗濯、移動・外出、服薬間管理、金銭管理)で構成されています。
男性の場合、食事の支援と洗濯、家事の項目については評価をしません。そのため、女性の得点範囲は0〜8点、男性では0〜5点となります。

スポンサードサーチ

IADLの使用方法

情報収集には、対象者の日常生活をよく知る家族や主たる介護者から聞き取りを行うことや、職員による観察評価でも可能です。
各項目3〜5段階の評定があり、できる場合には1点、できない場合には0点とします。
各項目の合計得点を算出します。

スポンサードサーチ

IADLの評価項目

項目 *()内は得点
A電話の使い方
1自由に電話をかけることができる(1)             2いくつかのよく知っている番号であればかけることができる(1)
3電話で対応できるが電話をかけることができない(1)
4まったく電話を使うことができない(0)B買い物
1一人で買い物ができる(1)
2少額の買い物であれば一人でできる(0)
3だれかが付き添っていれば買い物ができる(0)
4まったく買い物ができない(0)

C食事の支援
1人数にあった支度をして必要十分な用意ができる(1)
2材料が用意してあれば食事の支度ができる(0)
3食事をつくることはできるが、人数にあった用意ができない(0)
4他人に支度をしてもらう(0)

D家事

1力仕事など以外は一人で家事をすることができる(1)
2食事のあとの食器を洗ったり布団を敷くなどの簡単なことはできる(1)
3簡単な家事はできるが、きちんとあるいは清潔に維持できない(1)
4他人の助けがなければ家事をすることができない(1)
5まったく家事をすることができない(0)

E洗濯
1一人で洗濯できる(1)
2靴下などの小さなものは洗濯できる(1)
3他人に洗濯してもらう(0)

F移動・外出
1自動車を運転したり、電車・バスを利用して出かけることができる(1)
2タクシーを自分で頼んで出かけられるが、電車やバスは利用できない(1)
3付き添いがあれば電車やバスを利用することができる(1)
4付き添われてタクシーや自動車で出かけることができる(1)
5まったく出かけることができない(0)

G服薬管理
1きちんとできる(1)
2前もって飲む薬が用意されていれば自分で服薬できる(0)
3自分ではまったく服薬できない(0)

H金銭の管理
1自分でできる(家計費、家賃、請求書の支払い、銀行での用事など)(1)

2日常の買い物は管理できるが、大きな買い物や銀行へは付き添いが必要(1)
3金銭を扱うことができない(0)

呼吸療法認定士の資格を取りたい方は必見

呼吸療法認定士の資格勉強は隙間時間にするのがコツです。

呼吸療法認定士 eラーニング講座

スキマ時間勉強ならリハノメ

PTOTSTのためのセミナー動画が見られます。

各分野のスペシャリストが登壇しているので、最新の知見を学びながら臨床に即活かす事が可能です。

セミナーあるあるですが、、、メモ取りに夢中になり聞き逃してしまった。

なんてことはなくなります。何度でも見返す事が可能だからです。

高額なセミナー料+交通費、昼食代を支払うよりも、スキマ時間を見つけて勉強できる「リハノメ」を試してみるのも良いのではないかと思います。

臨床で差をつける人は皆隠れて努力していますよ。

PT.OT.STのための総合オンラインセミナー『リハノメ』

PTOTSTが今より給料を上げる具体的方法

転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

とにかく行動(登録)!管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

各病院や施設は、全ての求人情報サイトに登録する訳ではないので、複数登録する事で より多くの求人情報に触れる事ができます。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】

理学療法士/作業療法士専門の転職支援サービス【PTOTキャリアナビ】