リハビリテーションを実施する上では、リスク管理をしっかりと行えていることが大原則です。今回、リハビリテーションとリスク管理として、呼吸困難や異常呼吸の訴えがある場合について知識をまとめていきたいと思います。

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リスク管理について勉強したい場合

 

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リスク管理の重要性

リハビリテーション場面ではどのような急変が予測されるでしょうか。
例えば症状としてはてんかん、嘔吐、呼吸困難、胸部痛、疾患としては脳血管障害、心疾患、深部静脈血栓症などが考えられます。
上記のような症状や疾患が確認された場合には、即座に対応を求められますが、なかなかどうすればよいのか、対応に苦しむこともあるかと思います。
まずは、リスク管理への知識を整理しておくことが適切な対応への第一歩となります。

これらの症状が、リハビリテーションを通して起こることも考えられます。
そのようなことにならないためにも、自分自身を守るためにもきっちりとリスク管理を行えるようになっておく必要があります。

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呼吸困難・異常呼吸とリハビリの中止基準

呼吸困難や異常呼吸の訴えがある場合、「リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン」では、積極的にリハビリを実施しない、リハビリを中止する、あるいはリハビリを中止して回復を待つというようなことが示されています。

具体的な呼吸困難や異常呼吸の項目としては、
・リハビリ実施前にすでに息切れがある
・安静時酸素飽和度(SpO2)90%以下
・中等度以上の呼吸困難などが出現
・頻呼吸(30回/分以上)、息切れが出現
・軽い息切れが出現
などがあります。

これらの項目のうち、「積極的にリハビリを実施しない」ことには、
・リハビリ実施前にすでに息切れがある
・安静時酸素飽和度(SpO2)90%以下
が当てはまります。

また、「リハビリを中止する」ことには、
・中等度以上の呼吸困難などが出現
が当てはまります。

さらに、「リハビリを中止して回復を待つ」ことには、
・頻呼吸(30回/分以上)、息切れが出現
・軽い息切れが出現
が当てはまります。

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呼吸困難・異常呼吸を生じる疾患

呼吸困難を生じる疾患として主なものに、
・狭心症
・心筋梗塞
・うっ血性心不全
・心タンポナーデ
・肺塞栓
・COPD
・窒息
・気胸
・喘息発作
・肺炎
・糖尿病性ケトアシドーシス
などがあります。
また、呼吸筋機能が低下しているような場合にも注意が必要です。
これらの疾患の中には、死につながるような疾患もあるので、リスクを管理する上では知っておきたい疾患になります。

次に、各疾患の病態と症状について把握していきます。
狭心症・心筋梗塞:

心筋梗塞とは伸筋が虚血状態になり壊死している状態で、狭心症は虚血状態であっても壊死には至っていない病態です。

強い胸部の痛みや苦悶感が生じ15分以上持続するが、虚血状態が解消されなければ数時間以上続く。顔面蒼白になり、冷や汗、徐脈、血圧の低下、頻脈の上昇などを伴い、意識不明に陥ることもある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E

脳血管障害や糖尿病を有している方の心筋梗塞では無痛性のものもありえるため注意が必要です。

うっ血性心不全:
心不全は、心機能の低下により全身循環が低下している病態になります。

  • 労作時呼吸困難、進行して安静時呼吸困難
  • 起座呼吸
    (夜寝ていたのに息苦しくて目が覚め(なぜか午前2時3時ぐらいが多いのです)、 座っていた方が息が楽な状態)
  • 動悸(不整脈とは限りません)
  • 四肢のチアノーゼ

http://www.tsukazaki-hp.jp/care/respiratory/disease/chf

などの症状があります(上記の症状は左心系)。

心タンポナーデ:

心臓と心臓を覆う心外膜の間に液体が大量に貯留することによって心臓の拍動が阻害された状態である。容易に心不全に移行して死に至るため、早期の解除が必須である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%87

肺塞栓:

肺血栓は、肺の動脈に血栓がつまる病態です。

典型的な症状は息を吸うときの鋭い痛みで、胸膜炎の時の痛みと似ています。
肺動脈の血液が急にせき止められるので、肺動脈内の圧が上昇し、肺血管が太くなることや、血圧が下がり、心臓を養う冠動脈の血流が少なくなることも、胸痛の原因となります。
その場合は、前胸部の漠然とした痛みや、胸部圧迫感・不快感といった胸痛を生じることもあります。

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph78.html

COPD:
慢性閉塞性肺疾患とも呼ばれ、進行性、不可逆性に息切れがみられる病態です。
急性増悪がみられると呼吸困難の悪化が生じます。

気胸:

気胸とは、胸腔内で気体が肺を圧迫することで肺が外気を取り込めない病態です。

多くは突然発症する。呼吸をしても大きく息が吸えない、激しい運動をすると呼吸ができなくなるなどの呼吸困難、酸素飽和度の低下、頻脈、動悸、咳などが見られる。発症初期には肩や鎖骨辺りに違和感、胸痛や背中への鈍痛が見られることがあるが、肺の虚脱が完成すると胸痛はむしろ軽減する。痛みは人によって様々で、全く感じない人もいれば、軽微の気胸で激痛を感じる人もいる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E8%83%B8

喘息発作:

喘息(ぜんそく、asthma)は、慢性の気道炎症(好酸球性炎症が典型的であるが、好酸球以外の炎症性細胞が主体の表現型も存在する)、気流制限(典型例では、通常、可逆性あり)、気道過敏性の亢進を病態の基盤に有し、発作性に、呼吸困難、喘鳴、咳などの呼吸器症状をきたす症候群である。

喘息発作の程度は小発作(呼吸困難はあるが横になれ動ける)、中発作(呼吸困難で横になれないが動ける)、大発作(呼吸困難で動けない)に分類される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E7%AE%A1%E6%94%AF%E5%96%98%E6%81%AF#%E5%96%98%E6%81%AF%E7%99%BA%E4%BD%9C%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

肺炎:

肺炎の主な症状は、発熱、咳、たん、息苦しさ、胸の痛みなどで、風邪とよく似ており、症状から見分けるのは困難です。

http://www.haien-yobou.jp/what_disease.xhtml

肺炎では突然呼吸困難となることもあるため注意が必要になります。

糖尿病性ケトアシドーシス:
主に1型糖尿病においてみられるとされており、数日間から数時間で多尿・嘔吐・腹痛などの症状が現れ、進行により昏睡や意識障害をきたし、死亡する場合もあるとされています。
糖尿病性ケトアシドーシスでは、クスマウル大呼吸がみられます。

代謝性アシドーシスに起因する,速く深い規則正しい呼吸をいう。糖尿病性ケトアシドーシスや尿毒症などでアシドーシスを補正するための代償性呼吸である。

http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/0716.htm

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バイタルサインや身体症状などの確認を常に行う

呼吸困難や異常呼吸がみられる場合や、上記の疾患を呈している場合には、普段からリスク管理としてバイタルサインの確認をしっかりと行っておく必要があります。
また、その他の身体症状の様子も確認しながらリハビリを実施していくことが重要です。

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転職サイト利用のメリット

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「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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