食事は、マズローの欲求段階において生理的欲求に属し、まず満たされなければならない欲求です。また、食事は自立しやすい動作でもあり、セラピストは食事における評価を適切に行いアプローチする必要があります。今回、食事動作の情報収集項目と観察による評価の視点についてまとめていきたいと思います。

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食事動作の情報収集項目

食事評価における情報収集項目は以下のようなものが挙げられます。

・食事の自立度
・食欲
・自宅や施設での食事場所(誰と食べているかも含む)
・介護者の負担
・栄養状態(栄養補給法含む)
・口腔衛生は保たれているか
・摂食嚥下の状態
・水分摂取
・食事形態
・入れ歯(義歯)の使用
・食事における道具の使用(エプロン、テーブル、自助具など)

また、医療的な問題として、過去に肺炎の既往がないか、痰の量や性状、体重変化なども情報収集できていることが望ましいといえます。

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観察による食事の評価の視点

嚥下障害

・唾液の飲み込みや水分摂取時の状態とムセの程度
・流涎の有無
・閉口不全
・咀嚼状態
・食物残渣の状態
・意識レベル

摂食嚥下の問題は、わかりにくいのであれば言語聴覚士の方に情報収集をすればよいと思います。

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座位保持姿勢

・肢位(ベッド上ギャッジアップ、車椅子座位、端座位)
・頚部、体幹、四肢の状態
・座位の耐久性

食事では10分から長くて30分程度座位姿勢を保持する能力が必要です。

座位の安定は、末梢部である手の操作性を保証します。体の真ん中がグラグラしていてはうまく操作できるはずがありません。

座位が崩れてくるのであれば、おそらく車椅子が体に適合していないか、筋活動が乏しく姿勢を保持できないためだと思われます。

そのような時には、まず姿勢を保持するためにクッションをこむなどして体を支えることができ、手の操作性も確保できているかを確認していきます。

座位の耐久性では、初めのうちは姿勢保持をしながら食事摂取できていても、後から座位姿勢が崩れて危険になるということは、特に重度の障害を持たれている方にはみられます。

上肢操作

・上肢の保持能力
・手指での道具の保持や操作性
・箸やスプーンなどの用具の適性度
・利き手交換の必要性
・口と手の協調
・目と手の協調

箸やスプーン操作が適切に行われるには、前途した体幹の安定性や、中枢部の肩甲帯、肩甲上腕関節の安定性なども必要になります。

上肢の安定性が不十分な場合、肩や肘などをサポートし、安定するのであればその部分が問題点として挙げることができるでしょう。

箸やスプーンにも様々な種類があります。例えば、注意障害によりペース調整ができず口にどんどんと流し込むような方がいれば、スプーンは小さめのものにすることがあります。

利き手交換は慎重に行う必要があります。発症後すぐに利き手交換にばかり目を向けると、対象者は運動麻痺がある腕のことはリハビリをしてくれないんだなと落ち込んでしまうこともあるでしょう。

そのため、運動麻痺に対するアプローチと利き手交換に対するアプローチを同時並行的に行い、徐々にそのバランスを変えていくようにすることがあります。

目と手の協調では、視機能(視力、視野、視空間認知、(視覚情報処理))に問題があると、手の操作に影響が出て、不器用や拙劣さにつながることがあります。

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認知機能(高次脳機能)

・食事動作と半側空間無視の影響
・食事動作への注意集中
・用具の適切な使用

高次脳機能面では、特に影響を受けやすいのは、半側空間無視、注意障害、観念性失行、運動性失行です。

半側空間無視では、全体を通して半分を見落とすパターンと、あるお皿の中の半分を見逃すパターンがあります。

運動性失行があると、箸操作が不器用になります。

観念性失行があると、道具の使用方法そのものを間違えることがあります。

その他

・食事スピード
・リスク
・環境設定
・自己管理
・介助の状態と方法
・時間経過に伴う変化

食事スピードに影響するのは注意障害です。ペーシング障害があると、口に食物をどんどんと詰め込むように食べるような動作がみられることがあります。

これは、喉につめやすいなどのリスクにもつながる恐れがあるため要注意です。

環境設定では、テーブルに対して座高が低すぎたりすると、かなり上肢操作が行いにくくなることがあります。

そのような場合クッションを用いるなどしてテーブルの高さに適合できるようにする必要があります。

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「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

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