認知症は進行性の疾患であり、周辺症状(BPSD)の改善が重要になります。そのなかで、対象者本人のQOL評価は重要で、主観的満足度を捉えることは作業療法やケアマネジメントなどにおいてその成果を示すためにも必要です。また対象者のQOLをいかに向上させていくかという視点を持つことでリハビリテーションやケアの方向性に変化が生まれることもあります。今回、認知症者のQOL評価として、QOL-Dの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

QOL-Dの概要と評価方法、結果の解釈

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参考文献

松下 太「最重度認知症におけるQOLとは一感覚刺激療法を通してー」四條畷学園大学  リハビリテーション学部紀要 第3号  2007

https://10412ad1-a-62cb3a1a-s-sites.googlegroups.com/site/okayamaneuropsy5/file/QOL-D.pdf?attachauth=ANoY7couuogi-FV0bNA3eECo05VwSmaxvH2PjG0UgLEPmcw5Bl2E8szpeuSbfZ8vlAVty2nwU2m8Adt7hTWitC5UWouaxs0JjUXCK0BjBEeitvKL6gHD_OSKB8NQe2iSN7VorkXSYMvdfTPkfkAtpsrmo2QGZgtSWdnAxLzF1sjftaJ99ngBofSKnLzFiN6nI-bF9C2NH2NPjkmpuTKsF7lnjAmmrHhTsw%3D%3D&attredirects=0

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認知症とQOL評価

認知症は進行性疾患であり、中核症状の治療よりも周辺症状の改善に焦点を当てることになります。
その際、対象者がいかに自分らしく、満足感をもちながら生活を送れているかというようなQOLの視点は非常に大切になります。
重度認知症者では、日常会話が行えなくなっても最後まで残る能力は「微笑み」であり、「微笑み」はQOLの指標となります。

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QOL-Dの概要

QOL-D(Quality of life questionnaire for dementia)は、陽性感情、陰性感情&陰性行動、 コミュニケーション能力、落ち着きのなさ、他者への愛着、自発性&活動性の6 領域 31 項目から構成されています。各項目を4 段階(見られない、まれに見られる、ときどき見られる、よく見られる、該当せず)で採点し,下位領域ごとに加算して算出します。6 領域のうち陰性感情&陰性行動、落ち着きのなさの2 項目は点数の低下が改善を示すことになります。
領域もしくは項目ごとにポジティブ・ネガティブな側面からQOLの評価が行われていることが特徴です。
認知症者専用で、客観的にQOL評価ができるツールとなります。

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QOL-Dの評価方法

最近4週間を振りかえって評価します。
各項目に対して、見られない ≒ 4週に1回未満:1点、まれに見られる ≒ 週に1回~4週に1回:2点、ときどき見られる ≒ 週に数回:3点、よく見られる ≒ ほぼ毎日:4点、該当せず(NA)で採点します。
*質問項目には毎日起こらないこともありますが、大体の頻度で採点します。

・陽性感情
①楽しそうである (楽しそうな 表情をみせる)
②満足している (自分の現在の立場、状態、生活に満足している)
③ペットや子供に対して嬉しそうにする( 可愛いという対象〔ペットや子供〕に対して嬉うしそうにする)
④食事を楽しんでいる
⑤訪問者に対して嬉しそうにする( 訪問者とは、たとえば、身内や知り合いなど日常的 に出会う人をさす)
⑥周の人が活動するのをみて楽しんでいる( 活動とは、レクリエーション、 運動などをさす)
⑦ 安心して生活している (特に不安であるとの訴えはない)

・陰性感情&陰性行動
①怒りっぽい
②ものを乱暴に扱う
③他人が寄てくると苛立つ
④大声で叫さけんだりわめいたりする
⑤周囲の人とトラブルになる
⑥介護に抵抗する

・コミュニケーション能力
①名前を呼ばれると返事をする
②身体の不調を訴えることができる
③好みを選択することができる(好みとは食べ物、衣服等をさす)
④人の話を落ち着いて聞くことができる(あいづちを打つことができる)
⑤昔のことに興味を示す(若い頃の話などに興味を示す)

・落ち着きのなさ
①慣なれた場所でも落ち着かない
②慣なれない場所ではイライラする
③緊張している(ちょっとしたことでも緊張しや すい)
④外へ出て行きたがる
⑤気分が沈んでいる

・他者への愛着
① 周りの人との接触を求もとめる(周りの人とは、身内や知り合いには限定しない 。接触とは主に会話をしたり、他人のそばにくっついて座ることなどを意味する)
②周りに人がいると安心する (同室者などがいると安心する)
③自分から人に話しかける(人に積極的に話しかける)
④スキンシップができる(接触を伴うような、たとえば、 肩を抱いたり、手を握るなどの非言語的コミュニケーションができる)

・自発性&活動性
①自分に決められた仕事や作業をしようとする
②自発的に何かをしようとする(日常的なこと、たとえば,、布団の上げ下げや食器の 片づけ、あるいはテレビのスイッチを消したり等する)
③仕事やレク活動について話をする(仕事とは昔の仕事も含める。レク活動とは自分の 熱中していること、もしくは周りの人が活動していることなどでもよい)
④ テレビや音楽を楽しむ

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結果の解釈

各項目を採点し、作業療法などのリハビリテーションアプローチを行った結果、各項目の採点がどのように変化したかを捉えていきます。
陰性感情&陰性行動、落ち着きのなさの2 項目は点数の低下が改善を示すことになります。

リハビリ職で転職、副業をお考えの方にオススメの転職サイト

転職サイト利用のメリット

何らかの理由で転職をお考えの方に、管理人の経験を元に転職サイトの利用のメリットを説明します。

転職活動をする上で、大変なこととして、、、

仕事をしながら転職活動(求人情報)を探すのは手間がかかる

この一点に集約されるのではないでしょうか?(他にもあるかもしれませんが)

管理人は転職サイトを利用して現在の職場に転職しました。

コーディネーターの方とは主に電話やLINEを通してのコミュニケーションを中心として自分の求める条件に合う求人情報を探してもらいました。

日々臨床業務をこなしながら、パソコンやスマホで求人情報を探すというのは手間ですし、疲れます。

そういう意味では、転職サイト利用のメリットは大きいと考えています。

転職サイト利用のデメリット

デメリットとしては、転職サイトを通して転職すると、転職先の病院や施設は紹介料(転職者の年収の20-30%)を支払うことです。

これがなぜデメリットかというと、転職時の給与交渉において、給与を上げにくいということに繋がります。

それでも、病院や施設側が欲しいと思える人材である場合、給与交渉は行いやすくなるはずです。

そういった意味でも、紹介してもらった病院や施設のリハビリ科がどのような現状で、どのような人材が欲しいのかといった情報が、自分の持つ強みを活かせるかといった視点で転職活動を進めていくことが大切になります。

転職サイトは複数登録することも必要

転職サイトは複数登録しておくことが重要になるかもしれません。

それは、転職サイトによって求人情報の数に違いが生じることがあるからです。

せっかく転職サイトを利用するのであれば、できるだけ数多くの求人情報の中から自分の条件にあった求人情報を探せる方が良いはずです。

その分複数のコーディネーターの方と話をする必要がありますが、自分のこれからのキャリアや人生を形作っていく上では必要なことになります。

また、コーディネーターの方も人間ですから、それぞれ特性があります。

自分に合う合わないと言うこともありますから、そういった意味でも複数サイトの登録は大切かもしれません。

管理人も登録経験あり!転職サイトのご紹介!

ネット検索にある転職サイトの求人情報は表面上の情報です。

最新のものもあれば古い情報もあり、非公開情報もあります。

管理人の経験上ですが、まずは興味本位で登録するのもありかなと思います。

行動力が足りない方も、話を聞いているうちに動く勇気と行動力が湧いてくることもあります。

転職理由は人それぞれですが、満足できる転職になるように願っています。

管理人の転職経験については以下の記事を参照してください。

「作業療法士になるには」「なった後のキャリア形成」、「働きがい、給与、転職、仕事の本音」まるわかり辞典

転職サイト一覧(求人情報(非公開情報を含む)を見るには各転職サイトに移動し、無料登録する必要があります)

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